J1リーグ14位(勝ち点34 8 10 16 36得点 54失点 -18

ルヴァンカップ予選敗退

天皇杯4回戦敗退

 

チームの発表を額面通り信じられないため検証は難しいけど、とにかく怪我人の多さとそれに伴うポジションチェンジにより、去年(2016年度)出来ていた組織的な守備とカウンターによる攻撃が機能不全に陥ったことで、目標として掲げていた一桁順位とは程遠い結果になってしまった。

 

また、私の予想していたJ1リーグ勝ち点40、ルヴァンカップ予選突破、天皇杯ベスト4からも程遠い結果でした。

 

個々の選手の評価はここでは棚上げしますが、小林監督の解任はクラブとして妥当な判断で、目標達成できなかった現場の指揮官を温情で残すと、個々の選手に対しても厳しい要求ができなくなるので、この場合詰め腹を切らせるような格好になってしまいましたがやむを得ない判断だと考えます。

 

もちろん、小林監督に対する感謝の気持ちは忘れていません。

2015年の崩壊したチームを約6カ月で、組織的な守備と強力なカウンターで勝ち点を奪うスタイルを確立した手腕は流石J1昇格請負人としての面目躍如で、小林監督でなければJ1昇格を達成することは難しかったと考えます。

 

ただ、外国人選手を戦力として活かせなかったこと、試合中より練習中の怪我人の多さなど、指導方法に対する疑問は感じています。

個人的な見解ですが、小林監督は守備をサボらなくて運動量のある選手を好み、逆にセンスは抜群だけど身体が弱い選手、または屈強の身体能力があるけど戦術理解の低い選手を嫌う傾向にあるようです。※実に日本人らしい戦術家です。

 

クラブの収入は社長の言葉通りなら一桁順位を達成したということなので、大健闘だったと考えます。

実際、25周年記念のイベント関係(記念誌、ロゴ、試合等)、選手絡みの記念品(引退、メモリアルゴール等)、ドS企画など商売上手だと感心することが多かったです。

2016年度のビール企画もう一度やってくれないかな…

しかしながら、クラブは監督を適切にフォローすることができず、補強で獲得した選手が稼働しなかったという事実から、現場とクラブのギクシャクした関係が鮮明になったシーズンでもありました。

 

長々と書きましたが、最後に希望的観測を一つ。

今年クラブの人事異動により久米さんがGMとして還ってきました。

静岡のサッカーに対する厳しさや情熱を熟知し、実績でも申し分ない素晴らしい補強だと確信しています。

総支配人(GM)として現場を統括し、左伴社長が苦手であろう販売関係以外の部分を調整して頂けると信じています。

「ありとあらゆる施策をして日本平で勝つ。」という久米GMの力強い言葉に来季への期待を込めて、2017年の総括を終えます。