サッカーは90分間で相手ゴールへ多くボールを入れた方が勝つというスポーツです。

決してパスを多く繋ぐチームが勝つという訳では無い。

まして、自陣に引き籠って相手の攻撃を0に抑え、カウンターで1点決めても勝利に値しないという理論は成立しない。

 

人それぞれ、サッカー観が違うので「こんなサッカー面白くない。」と愚痴るのは勝手ですし、各々の理想とする価値観に準じて試合を評価するのも当然だと考えます。

しかし、プロのサッカー選手にとって自分のサッカー観を語るというのはかなりのリスクを伴います。

それは、試合の結果で「年収」や「その後の経歴」、もっと端的に言うと人生が決まってしまうのが、プロのサッカー選手だからです。

 

そんな厳しい環境で戦う選手にとって、「私は○○なサッカーをしたい。」などと戦術を語ることは、監督批判と受け取られかねないためとても危険な行為と言えます。

監督批判=チーム内で干される=試合に出られない、と人生を棒に振る行為に成りかねないからです。

 

そんなこと分かっていると言われるかもしれませんが、特に日本平で観戦するサポーターは戦術に対する造詣が深く、結構自分なりの理想とする戦術を持っている節があることから、選手に対して説教くさい暴言を吐く人々(馬鹿)がいます。

そういう人に対して、選手も会社員と同じで労働者の立場だという事実を伝えたくて、このような駄文を書きました。

 

とは言え、どんな組織でも「○○のやり方は駄目だ。」と上司や会社、同僚の仕事に批判的な愚痴を言う人はいます。

そういう人を、「出来る人」とか「尊敬する先輩(上司)」と考えている場合、こんなこと言っても馬の耳に念仏ですけどね。

 

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