一応、ホーム開幕戦を前に大量失点した場合の予防線として、試合の熱量を高めると噂のブーイングについて解説します。 

選手や審判も血の通った人間であるため、緊張や興奮により正常な判断をできなくなる場合があります。特に真剣勝負の場では、平常心を保つだけでも大変です。そんな時、ブーイングを浴びせられると萎縮し消極的なプレーをしたり、ブーイングした側に寄った審判を下すという事案が起きることがあります。多分、ブーイングを推進する人々は前述の効果を期待し、試合を有利にするためにブーイングをしていると推察します。中には、ただ単に自分の意向に沿わない審判、選手、試合結果に対するストレスを発散しているだけの輩や自称サポーターもいるでしょうが、そのような自己中心的な意見は論外です。

 

私は、日本平スタジアムの一体感というか声援は好きですが、ブーイングに対しては一貫して否定的な姿勢です。まあ、お金を出して観に来ているのだから何を叫ぼうが自由だろうという社会性の無い大人もいますが、日本平スタジアムは公共の場でありスポーツは興行である反面、教育や福祉、地域経済の活性化等多面的な役割を持っています。なので、独善的な発想でチームの勝利のためという美名の元にブーイングをするという行為は、クラブ経営にとってマイナスであると考えます。

 

とは言え、人間は感情を持った生き物なのでお行儀よく座っているばかりではストレスを溜めてしまいます。そんな方には、スタジアムに行かないという選択肢をお勧めします。理由として、選手は個人事業主であり気にくわなければ退団するという選択肢があります。なので、ブーイングしてもしなくても辞める時は辞めます。また、クラブはブーイングの嵐が巻き起こっていても満員のスタジアムなら何も改善しないはずです。なぜなら、試合は興行であるからです。つまり、ブーイングすることが状況の改善と結びつくことは無く、客足が遠のくことが初めて状況を変える一助になるからです。

 

ホーム開幕戦前にダウナーな話ばかりしていますが、一番恐れるのはゴトビ監督時代のような、こちらがボールを保持している状態でのブーイングという今にして思えば理解し難い状況になることです。

勝っても負けても安全で楽しいサッカーライフを送れることを切に願います。

 

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