今となっては口に出すのも恥ずかしいトップ5入りという目標ですが、昨年久々に一桁順位で終えたうえに、リーグ屈指の2トップを中心とした破壊力のある攻撃陣(3人も二桁得点者が居た)を擁していたことから決して不可能ではないという認識でした。
また、チケット代値上げによる補強も精力的でCBヴァンデルソン選手、SBエウシーニョ選手、MFヘナト選手と三人ものブラジル人を獲得、J1で活躍したMF中村選手の補強やユースから大卒し加入の西澤選手もあり、トップ5入りする体制は整ったなと誰しもが感じた次第です。
ところが、シーズン前にドウグラス選手が病気で離脱、ブラジル人トリオも試合に絡めず、シーズン序盤は全く良いところ無しでした。
ヤン・ヨンソン監督も采配を振るうどころか布陣を整えるのが精一杯で敗北を重ね、結果シーズン半ばでの解任となりました。
篠田監督により何とかチームは一丸となり状況は上向いたのですが、前任者の負債を返すには至っていない現状です。

負債とは、概ね3つ。
①ドウグラス選手と北川選手に依存した攻撃。
②補強の失敗。
③立田選手のCB起用縛り。

①は、運が無かったとしか言いようが無いです。
普通は主力選手がシーズン前に離脱することを想定してチーム作りしませんので。
ただ、夏に北川選手を移籍させるのが既定路線だとしたら、その穴埋めをFWとしてタイプの違うチョンテセ選手や金子選手に求めるのは酷だったように思えます。
②は、大榎GMとヤン監督のコミュニケーション不足かなと考えます。
エウシーニョ選手とヘナト選手、西澤選手は篠田監督体制下で大いに活躍しているため、夏に返したヴァンデルソン選手以外は戦力として機能していると言って問題無いと考えます。
したがって、選手の質というより監督の使い方が悪いということになりますので、編成とコーチの問題だと考えた次第です。
③は、クラブとしての意向を監督に強く求めた結果なのかなと考えます。
北川選手の移籍は既定路線のため、クラブとして二匹目の泥鰌がどうしても欲しい訳で、その期待をオリンピック世代で代表に呼ばれることの多い選手に託すというのは理解できます。
ただ、私個人の見解では、立田選手の適性はSBではないかなと思っており、実際去年までSBとして活躍していたことからも今年になってCB起用が続くのは外上記思惑が絡むのだろうなと感じていました。
しかし、この問題は西澤選手の活躍により解決してしまったので、その辺りの選手起用の機微というのは不思議です。

まだ、シーズン途中ですが、すでに目標はJ1残留に切り替わっているため、一応前
半戦の目標を総括しました。
開幕からドウグラス選手を起用でき、西澤選手を抜擢し、エウシーニョ選手とヘナト選手がチームに馴染んだ状態で臨めなかったことが、この結果かなと感じました。
後半戦は残留決めてから考えたいです、そのためにも11月2日の静岡ダービーに勝利して降格枠を早く埋めたいです。
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