清水エスパルスシンクタンク

清水エスパルスの試合内容以外の部分、会社の姿勢や選手監督スタッフの評価などを文化人類学的なアプローチで語る。

2019年09月

8月頃から見慣れない席が日本平スタジアムに登場しました。
ペア(ファミリー)シートと呼ばれています。
【料金】
ペアシート(2名席:7,000円)
ファミリーシート(3名席:8,100円、4名席:9,600円、5名席:11,000円)
※Jリーグチケットによるインターネット販売限定での取り扱いとなります。
夏季限定かなと思いましたが、継続的に販売されているため評判は上々なのかなと考えます。

実際、Aゾーンから様子を伺うと、家族連れやカップルが談笑したり飲食しており、ほんわかとした良い雰囲気が伝わります。
昔、藤枝MYFCの試合を観戦した時に感じたのですが、家族連れのピクニックのような需要というのはあると思いました。※試合観戦というより家族友人との団らん。

藤枝MYFCと清水エスパルスでは観客動員や事業規模が比較にならないですが、藤枝MYFCの牧歌的な雰囲気はとても印象的でした。
しかし、J1の試合は殺気立った雰囲気になることがあり、残念ながら野次や罵声が飛び交うこともしばしばあります。
なので、比較的静かな1F自由席の端を改造して使うというアイデアはとても良いと感じました。

チケット代の値上げに対して、成果が全く出ていないのではないかと感じることもあります。
しかし、このような取り組みを通じて快適なスタジアムライフを提供できることが顧客満足度向上に繋がると信じて、更なる改善を期待します。

ラグビーWC開幕により週末からラグビー観戦三昧です。
そこで、同じボールを蹴ることから枝分かれした両スポーツの差異を私の主観で箇条書きします。

1.応援スタイル
ラグビーは観客をホームとアウェーで別けません。
みんなで声を揃えて応援するサッカーに比べ、ラグビーは静かに試合の展開を見守る印象。

2.試合展開(迫力)
興奮の度合いは甲乙付け難し(敵を引きずりながらトライするのも、敵DFを置き去りにしてゴールを奪うのも同等)
ただ、戦力差があってもロースコアになりがちなサッカーよりラグビーの方が戦力差がはっきり結果に直結するように感じた。

3.審判
ラグビーの審判はマイクを持っていて説明をするのが印象的でした。
それと、あれだけガツガツぶつかり合うのに喧嘩にならないのは不思議。

4.ルール

シンビンというルールは良いと感じた。
サッカーは反則が(カードという形で)次の試合に影響するけど、ラグビーはその試合に影響する印象。

5.勝ち点

  ボーナスポイント(4トライ以上するともらえる)はどうしても納得しにくい。
  戦力差がはっきり出るため、得失点差で良いのではないかな。
  サッカーに例えると、セットプレーでなく流れから決めたゴールの数が勝ち点に影響出るようなもの。

昔は、ラグビーは野蛮でサッカーは洗練されたスポーツと思っていましたが、今はラ
グビーの方が洗練された紳士のスポーツだと実感しました。
それは、審判が観客も含めスピーカーを通じて判定を伝えるコミュニケーション密度の濃さ、ノーサイドの精神、攻撃と防除で特化した選手作りなど、トライを獲るために屈強の男達が一塊の肉弾となってぶつかる自己犠牲の精神が、チームスポーツの根幹に根差していると感じたからです。

最後に、サッカーにも取り入れて欲しいなと思ったのは、審判が説明するスタイルです。
どうもサッカーは判定がブラックボックスで納得できないことがある。
カードを提示する時くらいは、なぜカードが出たのか説明する責任があると思います。
サッカーはサッカーの良さがあるので、ラグビーの良いところを取り込んで欲しいと考えます。

▽事業規模(営業収益)ランキング
順位、(前年順位)、チーム名、18年度営業収益、前年比
1.(2) 神戸 96億6600万円 +44億2900万円 (J1)
2.(1) 浦和 75億4900万円 ▲4億2200万円 (J1)
3.(3) 鹿島 73億3300万円 +21億200万円 (J1)
4.(4) 川崎F 60億7400万円 +9億5100万円 (J1)
5.(7) 名古屋 54億9100万円 +8億9700万円 (J1)
6.(5) G大阪 51億5900万円 +1億9300万円 (J1)
7.(6) 横浜FM 51億3800万円 +3億7300万円 (J1)
8.(8) FC東京 48億4400万円 +2億5600万円 (J1)
9.(15) 鳥栖 42億5700万円 +9億700万円 (J1)
10.(13) 柏 41億5000万円 +6億9600万円 (J1)
11.(9) 清水 39億8300万円 ▲2700万円 (J1)
12.(12) 大宮 39億7200万円 +2億8700万円 (J2)
13.(10) C大阪 38億7100万円 ▲1億500万円 (J1)
14.(11) 磐田 37億4500万円 ▲8300万円 (J1)
15.(14) 広島 33億6700万円 ▲5700万円 (J1)
16.(18) 札幌 29億8800万円 +3億1200万円 (J1)
17.(27) 湘南 29億7800万円 +14億1200万円 (J1)※
18.(19) 千葉 28億9300万円 +3億円 (J2)
19.(17) 仙台 26億8400万円 ▲2500万円 (J1)
20.(16) 新潟 24億9300万円 ▲2億6900万円 (J2)
21.(30) 長崎 23億2300万円 +12億300万円 (J1)
22.(20) 松本 22億3900万円 +2億4800万円 (J2)
23.(25) 東京V 18億5200万円 +2億3000万円 (J2)
24.(22) 京都 18億4800万円 ▲900万円 (J2)
25.(21) 福岡 18億3100万円 ▲1億4800万円 (J2)
26.(26) 山形 16億9800万円 +1億2200万円 (J2)
27.(24) 徳島 16億8800万円 +4900万円 (J2)
28.(29) 横浜FC 15億2200万円 +2億7800万円 (J2)
29.(23) 甲府 15億1100万円 ▲2億1600万円 (J2)
30.(28) 岡山 15億200万円 +6900万円 (J2)
31.(31) 大分 11億2800万円 +1億500万円 (J2)
32.(32) 山口 11億2600万円 +1億700万円 (J2)
33.(33) 岐阜 10億9000万円 +1億3900万円 (J2)
34.(40) 栃木 9億6200万円 +3億400万円 (J2)
35.(35) 熊本 9億3300万円 +9300万円 (J2)
36.(34) 北九州 7億9400万円 ▲7000万円 (J3)
37.(36) 愛媛 7億8900万円 +2000万円 (J2)
38.(37) 町田 7億5500万円 +4600万円 (J2)
39.(41) 金沢 7億3600万円 +8000万円 (J2)
40.(39) 讃岐 7億400万円 +800万円 (J2)
41.(38) 長野 6億7500万円 ▲2700万円 (J3)
42.(43) 水戸 6億2100万円 +4300万円 (J2)
43.(45) 鹿児島 4億9300万円 ▲300万円 (J3)
44.(51) 岩手 4億8300万円 +2億200万円 (J3)
45.(44) 富山 4億8200万円 ▲5700万円 (J3)
46.(46) 鳥取 4億7500万円 +1700万円 (J3)
47.(42) 群馬 4億6200万円 ▲1億6200万円 (J3)
48.(48) 秋田 4億3500万円 +7500万円 (J3)
49.(47) 沼津 3億8600万円 +2500万円 (J3)
50.(49) 福島 3億6700万円 +800万円 (J3)
51.(52) 琉球 3億3900万円 +9800万円 (J3)
52.(50) 相模原 3億3100万円 +4900万円 (J3)
53.(53) 藤枝 2億9100万円 +8100万円 (J3)
54.(54) YS横浜 2億500万円 +1200万円 (J3)

J1合計:855億9700万円(平均 47億5540万円)
J2合計:338億8930万円(平均 15億4040万円)
J3合計:62億1800万円(平均 4億4410万円)
※湘南は14か月での数値


清水エスパルスはJリーグ全体で11位39.8億円の事業規模でした。
1位のヴィッセル神戸の96.6億円からすると半分以下、J1平均からも8億円低いという結果に、今季のトップ5という目標が如何に高い目標だったか痛感しました。

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