清水エスパルスシンクタンク

清水エスパルスの試合内容以外の部分、会社の姿勢や選手監督スタッフの評価などを文化人類学的なアプローチで語る。

2018年04月

 

試合に負けたこと、それ自体もちろん悔しいですが、試合前の高田社長の挨拶を聴いた時、この試合負けたなって感じました。

対戦相手の社長=敵の親玉が、清水のホーム日本平スタジアムで清水側のイベントとして公式に挨拶することに対する不快感と、それを許可したクラブに対する不信感で、試合前から少なくとも私は目の前の戦いに集中できなかったです。

久米GMの言う、「勝つためにできること全てやる。」という方針にも反すると私は考えます。

選手が意識したかどうかは分かりませんが、スタジアムの空気は温かったと感じました。

※高田社長のトーク(挨拶)は、とても上手かったです。

 

そのこととは別に、長崎の選手、監督、スタッフは、清水のことを研究し、その弱点をよく突いてきました。

また、球際の強さや走力、勝負にかける貪欲さも、はっきりと長崎の方が勝っていました。

 

孫子の兵法で言うところの、「彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に殆うし。」であり、その姿勢が端的に表れたのが、「高田社長の挨拶」という風に考えた次第です。

 

↑で長々と書いたことをかみ砕いて言うと、清水は長崎の事を舐めていたということです。

勝敗は兵家の常と言いますが、これは人災だなと考え、記事にしました。

 

週末の静岡ダービーで勝ち点1しか獲れなかったけど、昨年の惨敗から比べるとかなり手ごたえを感じている人が多いのではないかと考えます。

しかし、明日水曜日のV・ファーレン長崎をして楽勝ムード、具体的には「当然勝つっしょ♪」とか「J1昇格チームが相手だから…」とか「リーグ戦未勝利チームだから楽勝」等という意見を見聞きすると油断大敵だなと感じる次第です。

そもそも、2016年やっとこさ2位でJ1昇格を掴み取った清水と違い、ホーム最終節で早々とJ1昇格を決めた長崎の方がチームとしての完成度は高いと考えて然るべきです。

もちろん、クラブの規模や選手の経験等客観的な数字で清水の方が上回っているという情報は正しいです。
しかし、油断やおごりがあっては足元をすくわれること間違いありません。
松本山雅にシーズンダブル喰らってJ2に落ちた過去を忘れてはいけません。
反町さんは、アルウィンの芝生の貼り替え時期を遅らせて清水対策をしました。
高木監督がただ負けに来るとは思わない方が良いです。

油断なく、90分闘えば結果は自ずとついてくるはずです。
テレビ中継もありますが、水曜日はちょっと早く仕事を終えて日本平へ行くのがお勧めです☆☆☆

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