清水エスパルスシンクタンク

清水エスパルスの試合内容以外の部分、会社の姿勢や選手監督スタッフの評価などを文化人類学的なアプローチで語る。

2018年03月

 

キャプテン(竹内選手)

「サポーターに感謝したい。残念な気分で帰すわけにはいかない。」など観客に対する責任感をコメントで示してくれたことに感謝したい。

「選手はお互いを見ながらたっていた。」→これは今年変わったなと思った点で、相手を指さしたり、「こっちにボールを放れ。」などジェスチャーを多くしていた。

 

GK六反選手

「自分たちのサッカーは間違っていないと確認できる試合になったと思う。」→これは重要で、自身が無い選手は能力以前の問題と昔アルディレス監督が言っていました。

「サポーターも足取り軽く帰ることができるようなものになったかなと思う。」→本当に今後の躍進を確信して帰ることできました。

 

FWクリスラン選手

「個人的にはPKを外してしまったし、最後の10分くらいは疲れが出てしまった。シュートがポストに当たったこともあった。」→総括としては、その通りだと思った。

それと、北川選手に比べ動きが鈍かったように見えたけど、疲れが出たというのはスタミナ不足ではないかなと感じた。

身体が出来ていないと思わざるを得ない。

 

MF石毛選手

正直、先発と聞いた時驚きと不安が先に頭をよぎった。

しかし、彼は試合の出来を50点くらいと答えた。

岡山で学んだという、「相手のセンターバックからサイドバックにボールが出るところでまず狙って、サイドハーフに出されても取りに行くし、後ろに戻されても追いかけるというような、2度追い、3度追いは岡山でずっとやってきたこと。」→素晴らしい出来だと思った。

 

DF立田選手

初めてのJ1とは思えない出来で、「「楽しめたな」と感じた。」という彼のコメントからも、大成するのではないかという期待を伺わせる。

併せて右SBでの起用を、「巡ってきたチャンスを掴むという意味では、前向きにやらなければいけない。」とコメントするところに、ユースの先輩との違いを見せたと感じた。

 

 

ヤン監督コメント(抜粋)

 今日の試合を振り返って、非常に満足している。特に前半のパフォーマンスは良かったと思う。

結果に関しては勝利で飾れなかったので少し残念な気持ちはある。

鹿島はプレシーズンも、ACLでも良いゲームをしているという印象を受けていた。しっかり自分たちがやろうとしている堅いディフェンスができ、攻撃も決定機を多く作ったと思う。全体のゲーム内容としては満足している。

 

基本的に、ホームは勝ち点3を追及するべきだと考えているが、このホーム開幕戦に関しては「非常に満足している」という監督の発言は納得で、私も同様の考えを抱いていました。

そもそも、満員のスタジアムの価値は、勝ち点3と同等かそれ以上と私は考えています。

それは、会社がお金を稼ぐ方法としてとても有効だからです。

まず、Jリーグのクラブを経営している会社がお金を稼ぐためには、①にスポンサー集め、②に試合興行(チケット収入)、③に順位毎のJリーグ分配金(優勝賞金含む)、④にグッツ販売になると考えます。

 

③は、チームが強ければ例え観客が一人もいなくても稼げます。

しかし、残りの3つはクラブの動員力=お客さんの数により売り上げが伸びます。

 

話しが逸れましたが、ようは満員のホーム開幕戦を落とすというのは、今シーズンの営業成績の浮沈を占う大切な一戦だったということです。

 

 

それからヤン監督の言う、「しっかりと自分たちがやろうとしている堅いディフェンス」の形が早くも見えたことに私は大変満足しています。

特にCB二人とボランチの片方を残して3人によりリスク管理の方法は、数的有利な状況を作りやすく有効な守備と考えます。

 

最後に、本当に負けなくて良かったです。

 

↑このページのトップヘ