最初に、この所感は監督の人格、パワハラの有無や是非、クラブ経営に関わる陰謀論等に対する所感ではありません。
他山の石ではありますが、昔ゴトビ監督のゴタゴタで清水エスパルスも大分苦労したため、その経験に自身の考えを交えた所感、「清水エスパルス目線での考え」を述べるものです。 

まず、湘南ベルマーレと清水エスパルスの対戦で感じた率直な感想として、監督不在の影響は大きいと感じました。
やはり、大将不在のまま戦っても部下は必死に働かないということです。
孫子の兵法の九地編にて、「死地において兵は必死に戦う。」という意味の記述があります。
やり方はともかく、監督として試合に臨む際に選手を必死にさせる努力をすること自体は間違ったアプローチでは無いと私は考えています。 

また、サッカー選手は個人事業主のため、チームや監督の指示に従う理由というのは、契約であり個人としての栄達のためでしかありません。
実際、ゴトビ監督時代にユースの選手達は清水エスパルスから離れていきましたし、活躍して他のチームに移籍した選手もいました。
※もちろんチームとして売却した選手、契約を切った選手もいました。 

つまり、組織として早めに移籍させるなり切る必要があった選手(及びスタッフ)を見極められなかった結果、告発という形で噴出したと考えています。
併せて、昨年ナビスコカップを獲り、注目度が高まった中でロッカールームでの厳しいやり取りをポジティブに宣伝したことから、同調圧が高まり不満の溜まりやすい環境だったのかなと推察します。 

最後に、湘南ベルマーレの皆さんに対してゴトビ監督時代の経験からのアドバイスを一つ。
現コーチと謹慎中の監督との関係は、早めに清算した方が良いです。
実際清水エスパルスは、ゴトビ派とアンチゴトビ派でチーム・サポーター・クラブ全てがバラバラになり空中分解しました。
そして、もう手遅れかもしれませんが一度バラバラになったチームを再び纏めるには、クラブに縁が無い人を連れてくるのがお勧めです。

 

↓エスパ関連の楽しい記事はこちらから。
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村